そうなんです!
テニスコートを自分で作っちゃったんです。
中学生の時に。
当時の部活は、軟式テニス部でした。
しかも部員が5人ぐらいしかいない、地区大会も勝ち上がるのが精一杯の弱小チーム。
でも、僕は思ったんです。
プロの道がない軟式テニスより、プロがやってるカッコイイ本物のテニス(硬式テニス)がやりたいって。
だから、長崎で一番強い学校に行きたい!!!
って、大して強くもないのに、家族に相談してみたんです。
そしたら、親、兄弟、そして親戚までもが口を揃えて
「こんな田舎からそんな強い学校に行ったって、レギュラーなれんし大変だって!」
僕はそれを聞いて
なんで、俺の夢を叶えたことないくせに、分かったようなことを言うんだろう!
って、とっても悲しくなったんです。
でもでも、ここで諦めたら全てが終わると言うか、何も始まらない。
夢を叶えるためには、親を説得させるしかないわけですよ。
こいつ本気やって。
当時、家の近くに地区のグランドがあったんですね。
僕は、
よし!ここにテニスコート作って、マジメに練習している姿を親が見れば、強豪校への進学を認めてくれるかも!
と、ひらめいたんです。
今思えばアホですよね。
自分でテニスコート作るって笑
さぁ、早速工事開始です!!
まずはテニスのルールブックを買って、コートのサイズをはかり、、、
運動会でおなじみのラインマーカーに石灰を入れ、ラインを引いたんです。
おおーーできてきた、いい感じいい感じ^ ^
でも、待てよ、、、ネットがないとテニスなんてできんぞ、、、
テニスコートのネットとか高すぎて、お小遣いで買えるわけがない。。。
そうだっ!!!!ここは漁業の町!!
魚を採るのに使う網を漁師さんにもらえばいいやん!!!
と、ひらめいちゃったのです。
早速、漁師さんのところに
「おっちゃん!網ちょうだい!!」ってお願いに行ったら、快くオッケー。
言ってみるもんだ笑
そして、その網をコートサイズに切り、チャチャーーーン!
テニスコートが見事に完成したのです!!!
完成したらこっちのものです。
暗くなるまで練習して、親にアピールするわけですよ。
俺、本気やって。絶対やるって!!
そして、俺全国大会絶対出る!ってホラ吹くわけです笑
そうしないと行かせてもらえないから。
でも、本気は人を動かすんですね。
無理なことが存在するんじゃなくて、無理と決めつけてる気持ちが、ただ存在するだけ。
夢って叶うんだということを身をもって体験させてくれた、お父さんお母さんに感謝の言葉しかありません。