こんにちは。
キバックス(木場真一)です。

今日は、

『ポジティブ感情の落とし穴』

というテーマでお話をします。

というのも、僕はよく

「メンタルの専門家です。」

と言うと、

必ずと言っていいほど、

「じゃ、ポジティブなんですね!」

と返ってきます。

正直、僕だって
ネガティブなることはあります。

もちろんいつもポジティブで
いれたら幸せですよね。

でも、仕事や恋愛、人間関係…

なかなか思い通りに
いかないと思いませんか?

例えば、仕事で、

「社内でトラブルがあったけど、
 きっとこの後良いことがあるはず!」

「この問題は、きっと時間が
 解決してくれるに違いない!」

などと、無理矢理ポジティブに
考えた経験はありませんか?

しかし、

このような「超ポジティブ思考」は、
現実的ではありません。

「え?なんで・・・?」

と思われる人もいるでしょう。

このような状況に対して、
ほとんどの人が、

「物事はポジティブに
 考えた方が良い。」

とアドバイスします。

でも、このアドバイスは
反対に悪い結果を生む恐れがあるんです。

では、なぜポジティブに
考えてはいけないのか?

具体例に沿って
ご紹介していきますね!

無理してポジティブに
なる必要はない。

僕が、自分はネガティブな時がある
と認めるのには「理由」があります。

それは、

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人はポジティブで
いようとすればするほど
様々なデメリットが起こる

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からです。

人間は感情の生き物です。

喜怒哀楽という感情を
無理矢理コントロール
すること自体が間違っています。

ここ最近の1ヶ月を
振り返ってみてください。

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嬉しいことありました?

嬉しくないこともありました?

ワクワクすることありました?

ワクワクしないこともありました?

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すべてあったのではないでしょうか?

嬉しいことも嫌なことも
両方あって当然なんです。

なので、嬉しいことがあれば
喜ぶのはもちろん、

「あの人イライラする!」など、

あなたが感じたネガティブな感情も
まずは認めてあげましょう。

「でも、悪い時こそ、前向きに
 考えた方が良いんじゃないの?」

そう言われる人もいますが、
この考え方は心理学的に危険です。

なぜなら、人は自分の気持ちを
ネガティブからポジティブへと
急には変換できないからです。

例えば、

「仕事の人間関係のトラブルも、
 きっと時間が解決してくれるはず」

「これは私の試練だから、
 乗り越えることで
 何か変わるかもしれない!」

など、悪い人間関係を
無理矢理ポジティブに考えるとしましょう。

この場合、相手への嫌悪感などの
ネガティブな感情を無理矢理抑え込もうとします。

これは、ただあなたが
ただただ無理をしているだけなんです。

穏やかな人間関係を送るのに
我慢する気持ちは分かります。

しかし、穏やかなのは表向きだけです。

あなたの本当の心は、
ネガティブな気持ちまみれのはずです。

無理せず、相手に抱くネガティブな
感情もしっかり受け入れましょう。

ネガティブな感情を受け入れれば
状況を客観的に見られる

ネガティブな感情を
受け入れることは
とてもいいことです。

もちろん、思い通りにいかない
ことがあると、イライラもするでしょう。

将来に不安を感じるのは当然ですし、
失敗が怖い時もありますよね!

でも、

うまくいかないから
よりよい方法を探すだろうし、

将来に不安を感じるから
今どうすべきか考える。

失敗が怖いから
徹底して準備する。

というように、
ネガティブ感情は、

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あなたがさらに上を目指す
ための原動力なわけです。

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こんな素晴らしいものを
消すなんてもったいないと
思いませんか?

感情を無理矢理
コントロールして、

ポジティブになる必要はないんです。

自分が置かれている状況を
一度、客観視してみましょう。

自分の現状を客観視できれば、
あなたの悩みの解決がどれだけ難しいか、

そして、これからのあなたの
取るべき行動が見えやすくなります。

例えば、

ノートを使って、
自分の状況をこのように
書いてまとめてみましょう。

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【事実】
会社での人間関係が悪い

・誰との関係が悪い?
・なぜ関係が悪くなったの?
・どうすれば今後悪い関係が解消する?

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現実に対する不安や状況を
書き出し、俯瞰できれば、
今後の行動が決まります。

無理矢理ポジティブになるよりも
ネガティブな感情を受け入れてから、

「自分ができることは何か。」

を考えていきましょう。

もしも、無理矢理ポジティブに
物事を考えてしまっていては、

状況を客観視できないので、
目の前の問題解決に時間も労力もかかります。

それに、全てを「ポジティブ」に
捉えて、感情を抑えていたら、

あなたは一向に悩みを
解決できないでしょう。

本当は解決する手段があるのに、

「これも自分のためだ!」とか
「時間が解決してくれる」
「きっとこの後良いことがある!」

と、自分を正当化したり
運任せでは、幸せになれません。

だからこそ、自分の
ネガティブな部分も大切にして、

あなたが直面している
問題を解決してみてくださいね!

まとめ:

無理矢理ポジティブにならず
自分の感情を大切にしよう。

ポジティブに物事を考えるのは
悪いことではありませんが、

自分自身の感情まで
抑えつけないでください。

問題に対してネガティブな感情を
抱いたら素直に受け入れて、

自分が置かれている状況を
客観的に見ましょう。

とは言っても、

急に改善していくのなんて
難しいですよね…

そこであなたを根本から変える為に
必要なのが「レジリエンス」なんです!

僕が専門のレジリエンスでは、

・ネガティブな思考や感情は悪い
・ポジティブになるべきだ!

と決して考えないところです。

レジリエンスを高めると、
人生におけるあらゆる問題に
立ち向かえるようになります。

ネガティブ感情と
ポジティブ感情。

この人間が併せ持つ感情を
目一杯使いながら、人生を楽しむ。

それがレジリエンスです!

はい、今日は、

「ポジティブ感情の落とし穴」

についてお話しましたが、
いかがだったでしょうか?

これからの時代に
レジリエンスが必要なのは
もちろんですが、

生きていく為に、
もっと大切なものがあります。

そこで次回は、

「今を生き抜くために必要なもの」

についてお話ししていきます!

ここからは、かなり重要なことを
お伝えしていくので、

ぜひ次回の配信も
楽しみにしておいてくださいね!